【担当教官 】藤田喜久雄(ふじた きくお)
【教官連絡先】06-6879-7323, fujita@mech.eng.osaka-u.ac.jp
【履修対象 】応用理工学科機械工学コース(3年次)
【単 位 数】2
【セメスター】6
【受講要件 】
【概要・目的】
システムという視点のもと,工学を総合化して製品をはじめとする人工物を設計することの意味を考えた上で,設計という行為における様々な視点を俯瞰するとともに,問題解決における様相を講述することにより,設計を合理的に進めるための方法論を展開する.

【授業計画】  ( )内は講義回数

  • 設計のニーズ(2回)
    産業の経済的意義と人工物の設計,消費社会における人工物の設計,の各内容について考える.

  • 人工物の表現と認識(2回)
    システムの定義と内容,人工物の機能と構造,の各内容について述べる.

  • 設計における視点(7回)
    人工物の製造コスト,作りやすさと設計,環境問題と設計,ライフサイクルと設計,機能構造と故障モード,信頼性・安全性,の各視点について講述する.

  • 設計という問題解決(4回)
    シンセシスとは,設計のプロセス,人工物の最適性とロバスト性,設計におけるトレードオフ,設計における時間価値,について講述する.


  • 【教科書 】特定の教科書は用いない.
    【参考文献】 G・ポール/W・バイツ, (設計工学研究グループ訳), 「工学設計─ 体 系的アプローチ」, 培風館, (1995), ISBN 4-563-03484-3.
    赤木新介, 「設計工学(上)」, コロナ社, (1991), ISBN 4-339-04304-4.
    赤木新介, 「設計工学(下)」, コロナ社, (1991), ISBN 4-339-04305-2.
    吉川弘之, 冨山哲男, 「設計学 ─ ものづくりの理論 ─」, 放送大学教育振興会, (2000), ISBN 4-595-84876-5.
    中島尚正, 「機械設計 ─ 基本原理からマイクロマシンまで─」, 東京大学出版会, (1993), ISBN 4-13-062823-2.
    ドン・クロージング, (富士ゼロックスTQD研究会訳), 「品質・速度 両立の製品開発」, 日経BP社, (1996), ISBN 4-8222-9034-4.
    「生産コスト削減のための製品設計 ─ BoothroydのDFMA ─」, 日経BP社, (1998), ISBN 4-8222-0544-4.
    E・S・ファーガン, (藤原良樹, 砂田久吉訳), 「技術者の心眼」, 平凡社, (1995), ISBN 4-582-53210-1.
    Ullman, D. G., 「The Mechanical Design Process (Second Edition)」, McGraw Hill, (1997), ISBN 0-07-065756-4.
    Ulrich, K. T. and Eppinger, S. D., 「Product Design and Development」, McGraw Hill, (1995), ISBN 0-07-065811-0.
    Cross, N., 「Engineeing Design Methods ─ Strategies for Product Design, (Second Edision)」, John Wiley & Sons, (1994), ISBN 0-471-87250-4.
    山際康之, 「ライフサイクルデザインのための組立性・分解性工学」, 工業調査会, (1997), ISBN 4-7693-2135-X.
    森典彦(編), 「インダストリアルデザイン」, 朝倉書店, (1993), ISBN 4-254-20075-7.
    【成績評価】 レポートの提出や講義中の演習を行なった上で,期末試験を行う.
    【コメント】 なるべく多様な対象を取り上げ,事例を中心に具体的な講義内容とす る.